(まとめ)
「ゆかちゃんのおさんぽ」「ひとがたくん」「いぬうえくんとくまざわくん」の三作品がテンポ良く演じられ、小さな子ども達も集中して見続けることができました。
創立65周年を迎えた人形劇団京芸ならではの安定感あるパフォーマンスでした。
本田さん、長谷川さんの手に係ると人形たちは、まるで生きているかの様に動き、話します。
舞台を観て子どもたち一人一人がイメージを膨らませ、会場にはドキドキ感や楽しい気持ちがうずまいている様でした。 三作品目の「いぬうえくんとくまざわくん」の原作は、きたやまようこさんの「いぬうえくんとくまざわくん・いぬうえくんがやってきた」(あかね書房)です。絵本の登場人物が人形劇になったことで、テーマがより臨場感をもって伝わる印象を受けました。「友情って何だろう?」と考えたり、「いぬうえくん!ちょっと、調子よくない?」と突っ込みも入れたくなったりして・・・。確かに人形劇は現実とは違う、だからこそ存在する真実を見ることができるのだということを体感しました。